honto の年間ランキングで11位ですって

オンライン書店 honto が2014年度の年間売り上げランキングを発表してキャンペーンを行っています。

その小説文学部門で『図書館の魔女』が11位につけています。

honto ネットストア年間ランキング

ご らんの通り下巻が11位、上巻が21位ということで、見わたせば回りは錚々たる面子、押しも押されもせぬベストセラーばかりではないか…… あら、11位 ですってよ、奥さん。なんかおかしくない? そんな売れてたかしらねえ…… 全国の井戸端で怪訝の呟きが交わされている。

実はこれにはからくりというか、事情があって、『図書館の魔女』は発売以来一年の間に二度ほどリアル書店、ネットストアを問わず、ほぼ全国的に在庫が払底したんですね。

Capture d’écran 2014-12-05 à 14.35.00

せどり情報サイト「モノレート」で『図書館の魔女』(上巻)のランキング動向のグラフを見てみました。横軸は発売以来一年半をとってあります。縦軸は下が上位で、このグラフでは折れ線が地を這えばその方が売れ行きがいいということですね。なるほど発売前からのざっと一年半の動きがよくわかる。

ちょっとなにかのスペクトル分析みたいです。一番左の大きな山は「発売前の山」ですね。次に左三分の一ほどのところにざくっと立ち上がるのが「第一時売り切れ連山」。この山が出来た遠因となったのは書評家諸氏の感想がこの辺で出そろったからです。

中 央部の山脈はやや横に広く、これが「第二次売り切れ大山脈」です。この山脈は縦走踏破するのが大変そうだ。この間にも細々とながら増刷も続いていたのです が、それがネット書店にはほとんど回らず Amazon でも楽天でも品切れが常態になっていました。発売から一年間のうちネットストア各店ではじつに累計半年あまり品切れが続いていたわけです。

ところが honto と、しつこいようですがMARUZEN 名古屋栄店にだけは常に『図書館の魔女』が確保されていたのでした。「ここでしか買えない状態」がしばらく続いていたために、honto と名古屋栄店でだけは『図書館の魔女』は「押しも押されもせぬ本物のベストセラー」と席次を争い鎬を削っていたのです。

その後、各店に在庫が行きわたり一部書店での「ここでだけベストセラー現象」も沈静化を迎えるわけですが honto では年間ランキングに入ってきたか…… これは拙著に関して言えばむしろ不遇の証、それほどまでに「余所に無かった」ことの証明だ。

さて続巻についてはようやく講談社からの発表が出ました『売国奴の伝言(仮)』一月二十七日刊行予定です。かなりタイトなスケジュールのなか大車輪で進めていただいております。御期待あれかし。続報は編集部の許可のもと、こちらでもお知らせします。

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